2.《ネタバレ》 ダメ具合が実に絶妙な、「これぞB級映画」。原作は「ジョーズ」のピーター・ベンチリー。テレビドラマ「CSI」でブレイクする前のウイリアム・ピーターセンが体を張ってがんばっています。おお、「アメリカングラフィティ」「アンタッチャブル」のチャールズ・マーティン・スミスも立派な中年親父となって登場です。しかし、イカが怖くありません。だって、海に入るとき、サメは怖いと思うけど、イカのことは考えないもの。肝腎のスペクタクルは暗くてよく見えないし、イカの大きさがうまく描けていません。中途半端な人間模様もストーリーを全く深めていません。知恵を絞って、倒すとか、巧妙な伏線があるとか、そんなこと一切ありません。このチープな邦題に一体何を期待して見ればよいのでしょう。でも、ちょっぴり楽しんで、こんなに長文のレビューを書いてしまった自分がくやしいです。