2.《ネタバレ》 中学生の子と観に行きました。
幼児の頃から水木しげる先生のファンで、妖怪の本(大人向け)を一生懸命眺めていた子でしたので、大喜び!
私はと言えば、う~ん・・・
古い特撮映画のファンなので、期待が大きすぎたのかもしれません。
マペットや人形劇は好きなのですが、あの”すねこすり”は許せない(涙)
クレーンで吊れる縫いぐるみみたいに、はっきりくっきり安っぽいのは妖怪とは言えません!
猩猩役の近藤さんの演技は良かったです。
しかし?かつらと額の線が見え見え、毛糸っぽい髪&深みのない赤の衣装ってどんなもの?
ありえないお話しほど、丹念に作られた衣装やメークやセット、CGが大切だと思います。
空想の世界をレベル高く完璧に作ってこそ、観客を妖怪の世界にいざなえるのではないでしょうか?
昔の「ひょうきん族」のような軽い作りで「こんなもんでいいでしょ。」と、スタッフに真剣みが感じられなかったです。
特にCG部分に妖怪への”思い入れ”が感じられませんでした。
こういうお話大好きなので、がっかりしました。
ストーリーで言えば、私はのっぺらぼうの出た、ああいう雰囲気の日本の怪談話しを観たかった。
それがターミネーター&インディ・ジョーンズ&同じ日本ですが宮崎SFアニメ風。
日本古来の昔話の暗くて”えたいの知れないもの”をワクワクして観たかったのです。
外国かぶれの作りに、またがっかり。
楽しめた妖怪たち大集合のシーンと、キヨシロウさんの歌に3点献上。