1.タイトル、設定、キャスト、どれも個人的にはストライク。いいB級作品の趣です。冒頭から、未来世紀ブラジルを思わせるネオンのタイトル。いいじゃないですか。んっ“コンタクト”の“タ”の字が点滅しているぞ。5文字の単語の真ん中を点滅させるというセンス。少しだけ嫌な予感が走ります。そして…。たぶん「笑い」と「シリアス」の中間くらいの位置取りの作品だと思います。この微妙なラインをを楽しめればよかったのでしょうが、自分にはちょっと合いませんでした。俳優陣については、哀川、板尾、酒井、我修院など濃い味の役者が予想通りの仕事をしていて良かったです。驚いたのは有坂来瞳。立派に女優さんですね。吉川ひなの劣化版、あるいはパイロット版中川翔子のような印象だったのですが、考えを改めました。キャストの強烈さに物語が負けていたような気がします。