2.《ネタバレ》 基本的に関係者は(肝心のモンスターの演者も含めて)だいたいプロレスラー・プロレス関係者のよーで、要はコスプレプロレス、とゆーのが最も的確な表現だと思う。実際の格闘技のテレビ中継よろしく、出場選手の紹介(この場面で若干のホラー演出もみられるが、如何せんかなり適当だったり)→本チャンの試合という流れで5試合を進めていく。
しかも、サイクロプスが眼からビーム出したりスワンプガットが毒霧噴いたりもするが、基本的には試合はほぼ肉弾戦で、この意味でもホラーよりもプロレスの方に寄りまくっている。しかし、モンスターがそんなに高度なプロレス技を極め出したらそれこそ99%のプロレスになってしまうので、繰り出される技はボディプレス・エルボードロップ・四の字固め程度であとは単純な打撃技(これもガチではない感じ)。その意味では普通のプロレスよりも格闘技的には面白さは確実に劣る、というか。
要するに、ちょっと中途半端なのだよね。普通のプロレスでは絶対観られない激しい人体破壊だとか(関節へし折ったり腕が千切れたり目玉飛び出たりハラワタ引き摺りながらも闘い続ける、とか)が観れるワケでもないし、だったらそれこそ一流のプロレスラーで本気のプロレスを(コスプレして)やってやれば何か違う世界への扉が開かれる…という方面にも突き抜け切れてはいないし。そもそも、プロレスラーとしても大したことない連中でやってないですかコレ?とりあえずサイズが規格外なフランケンはともかく、残り全員束になってもゾンビのセコンドのケビン・ナッシュに指先ひとつで捻り潰されそーな気がするんですけど。