1.ヤッチマイましたね。続編というものが陥りがちなパターン、と言いつつ実際は多くの続編が何とか回避してきたパターンに、堂々と陥ってしまっていて、そりゃ見事なもんです。この「こじんまり纏めてみました」感。1作目がああだったから、2作目はこうでなくてはイケナイとばかりに小さく纏めて、意外性もワクワク感もあったもんじゃない。ライバルらしきものを出してみたり、差別に苦しむ弟を出してみたり。でもそれは「出しただけ」、その存在は物語の繋ぎとして使用されるに過ぎません。あとは通り一遍の、いかにもホドホドな冒険物語。例によって次々に繰り出されるCGは、それなりに金のかかったファンタジー映画をまたも見ちゃったぜ、という気にだけはさせてくれますけれども、勿論、観終わって残るものは何もありません。