1.《ネタバレ》 起・承・転ときて結を放棄している映画。こういうことがありましたというだけの内容で、そこに製作者の意志や思惑が何もない。何故彼らはそこまで一方的に疑われたのか、何故裁判が公正なものになりえなかったのか、何故警察はきっちり捜査しなかったのか。それらの疑問点に製作者なりの考察を加え、事実をベースとしたフィクションとしてでもしっかり結論を導き出さないと、とても興業と呼べるレベルにはならない。また、序盤の細切れの編集が何の効果もなく、ただ判りづらくて鬱陶しいだけ。こんなもんNHKのドキュメンタリーのレベル。しかも出来のよくない方。