1.《ネタバレ》 “どうか貴方の人生の90分を無駄にしないでください”と言うのがIMDBに載ってる筆頭レヴューです(笑)。いくら何でもここまで酷評せんでもと思いますが、アサイラム系のおバカ映画と違ってそこそこにプロットは整っているし撮影も丁寧(暗いシーンはやはり見にくくて☓)だから、余計にハラが立つんでしょう。自分としてもあのジェームズ・フランコが監督して準主役で出演もしているとなれば多少は期待があったことは否定いたしません。彼は最近は監督業に進出して本作ではプロデューサーまで務めているわけですが、映画製作者としてどこを目指しているのかちょっと心配です。監督クレジットを見るともうひとり女性名があるので、実はこの映画の主導権は彼女の方にあったと思ってあげたいけど、そんなわけないわな。それでこの映画のどこがダメだったのかと振り返ってみると、ヒロインの後半のキャラ変やちょっとしたどんでん返しも盛り込んでいるけど、脚本があまりに平版で盛り上がらなかったところでしょう。言ってみれば、『ヘレディタリー 継承』の超劣化版というのがピッタリかも。そして“エリック・ロバーツが出演している映画には駄作しかない(除く『暴走機関車』)”という恐るべきジンクスが今回も立証されました(笑)。