1.「俺は…ブルース・リーを世界中の誰よりも崇拝している!」と広言(公言)して憚らないような熱狂的ブルース・リーのマニア以外に一体誰がこの怪作を観たと云うのだろう?そう、コレは同名の米TVシリーズに主人公の運転手兼助手役でレギュラー出演していたリーの活躍エピソードをツギハギしまくって一本の映画に無理矢理仕立てた「映画」と呼ぶに些か躊躇せざるを得ない代物である。しかもリー扮するカトーは悪人と戦う際には「マスク・オブ・ゾロ」みたいな仮面を着用しており、何かむっちゃ安っぽい。私は別にブルース・リー信者ではないが、当時の友人(重度のリー信者)に強引に誘われコイツを劇場で観てしまったのだ。観終った後、友人曰く「スマン俺が悪かった…」私はポンと彼の肩を叩いて彼を励まし、二人淋しく家路を辿ったのであった~チャンチャン♪