3.まずもって意図が判らない。ストーリーが難しいとか、登場人物の心情が掴めないとかではなく、この映画の製作意図自体が判らない。皆さん、「ビッグ・ネームが会社を気にせず自分のやりたいことをやった」と書かれてますけど、その「やりたいこと」って一体何だったの? ハリウッド批判? 業界人への皮肉? 自分への戒め? 新しい表現方法のテスト? 何が何だか解りません。どれにしたって、ここには小さく閉じた自分の世界しかなく、しかもそれを外にではなく内に向けて描いてる。従って、これは余程のソダーバーグ・ファン以外には受け入れられないでしょう、3点献上。