2.《ネタバレ》 馬に乗っての長距離耐久レースがメインの緩い西部劇。
参加者8人にはそれぞれ背負ってきた人生、思惑があって――。
西部劇の殺るか殺られるかのヒリヒリした緊張感を期待して見るなら、のんびりしていて退屈。
しっかり描ききれてないようなところも幾つか。
あれだけ傍若無人だったカーボがあっさり好青年に変身、サムがレースに参加した理由、サムとルークの結びつきなど。
これでは、サムとルークにどこかの小学校の運動会みたいに仲良く一緒にゴールされても、感動しろってのが無理。
一番良かったのが、持病があるのに参加して家族もなく名前も知られずにレース途中で死んでいった老カウボーイの哀愁。
それ以外は心に響かず、豪華キャストなのにもったいない。
人間様には賞金のかかった意義あるレースかもしれないが、馬にとってはただの動物虐待。
馬がセリフをしゃべれて馬目線で描いたほうが共感できそう。