2.まるで話題になることもなく、レビューも軒並み低評価なので、どれほど駄作なんだろうと期待して見たのですが、案外マトモでした。日本映画が得意とする「天才○○」や「超人○○」が出てこないだけでも立派。きっと原作がしっかりしているのでしょう。
しかし面白いかと言えば、そこは全力で否定したい。とにかく間が悪くて退屈で、何度1・5倍速ボタンを押そうと思ったかわかりません。しかも結局、ドラマらしいドラマもなし。「13年」の重みも、時代の変化の早さも、まったく伝わってきません。主人公2人の心の機微を描いたつもりなんでしょうが、機微過ぎます。
久石譲の音楽だけ、気の毒なほど印象的でした。