1.何だかおいてけぼりを食う映画でした。□ジュリアン・アサンジの正義を描きたかったのか?エゴを描きたかったのか?それとも、ダニエルの正義を描きたかったのか?愚を描きたかったのか?□物語全体が、限りなく”グレーゾーン”。元天才ハッカーが、手練手管で、権力に戦いを挑んでいる(?)という、始終緊迫したシーンのはずなのに、見ている側には、一向にピンとこない。どの登場人物も、際立ってこない。□ご本人がまだご存命なので、これ以上、脚色も出来なかったのかもしれないけど、ジュリアンを否定するなら、否定する。肯定するなら、肯定する、せめて、どっちのスタンスで描くのか?もう少し腹を決めたら、映画として、もっと、面白くなったのではないかと思う。