2.《ネタバレ》 これはダメでした。観賞する時点で全5作品中もっとも得点が高かったので期待したのが誤り。
終始暗く静かな場面ばかりで、「The Final」のなかの巴のエピソードを膨らませただけで終わってしまいました。
期待した巴の日記なども、中身は凡庸で想像通り。果たしてわざわざこの作品を長尺で造る必要あったんでしょうか?
原作ファンで読み通している人なら納得かもしれませんが、私の中では普段ボーッとしていて真剣になると無双の剣心が世の中を正すイメージなので、肝心のアクションシーンがあまりなくてがっかりでした。
この映画での有村架純という女優礼讃については、もともと「ビリギャル」でも超美少女の片鱗を見せていたので(テイストは180度違いますが)、評価が高いのも納得。白い着物に雪のシーンなど、色白の彼女の美しさが際立っていました。
ただし、ほとんど無表情で黒髪で顔を小さくし、従順で喋っても透明感のある部分だけという「役得」だった印象も否めません。
最後までスローペースだったこの作品、4点に近い3点献上。