1.《ネタバレ》 大仰なだけで陳腐な「核兵器」絡みのストーリー、国家規模の重大な事件なのに、コメディっぽいお茶らけたノリのおかげで、ご都合主義ばかりが目に付く下手な演出と緊張感に欠けたダラダラとした展開、そしてキレの無いアクションと、ジャッキー映画なのに褒める部分が見当たらない。
序盤の雪山をスノーボードで逃げるシーンはスピード感が無いし、人殺しとの「誤解」を受けたまま長々と見せられるカンフーアクションにも爽快感など感じられるはずがない。特に後半の水中でのスローな殴り合いには呆れ果てた。まさにドリフのコントレベル。スピード感が売りのカンフーアクションの良さを殺すだけで何のプラス効果も無い、まさに無意味な演出(いや、やってもいいけど、このシーンもダラダラと長すぎる)。
ラストも逃げるクルーザーに車で突っ込んで終わりと言う、これまたどこかで何度も見ているご都合主義的でありがちなオチ。