1.好きなのはフランス・ブルキナファソ、嫌いなのはイラン・イスラエル・アメリカ、今村作品は日本の恥。このタイトルから、誰が”蛇男”を想像するだろうか。インパクトが強すぎて、お陰で、9.11を思い出すたびに嫌いな蛇を連想してしまう。今頃、太平洋戦争を持ち出すなど時代錯誤も甚だしく、今の世代と感性がかけ離れ過ぎている。蛇男も結局矛盾だらけで、やるなら服も脱ぎたれ流しするぐらい徹底しろと言いたい。要は、こういう人それぞれに思い入れがあるテーマに、賛否両論が容易に予想できる奇抜なモノを持ってくるのは好ましくない。芸術の様に観る側を選ぶ本作は私には向いていなかったようである。痛恨にアメリカを批判しているという「華氏9・11」に期待したい。