2.《ネタバレ》 正直、まったく恐くない。演出も「恐がらせる」のではなく、「驚かせる」ということに終始していた。個人的にホラーは基本的に苦手なので、それはそれで良かったのだが、それにしても中途半端。なんか脈絡なくストーリーが展開するので、「は?」の連続だった。100年前の陰謀の首謀者と同じ人数である6人が殺されるのだが、その被害者たちが陰謀とはまったく関係ないフツーの一般市民(しかも善良)なので唖然。殺された死体が死体置場で動き出すのも、唐突だし意味不明。ラスト、助かったと思った神父さんが殺されるところとかも、まったく必然性のない展開で、ただ「びっくりさせる」という目的だけでああなったのだろうという感じ。もう一度見ることはないだろうが、この独特の作風がカーペンター監督の持ち味なのかも知れないと思うと、まあそれほどイライラもしない。名画にはならないだろうが、暇潰しにはなると思う。惜しむらくは、若かりし頃のジェイミー・リー・カーチスの活躍&露出度が少なかったことか…。