3.《ネタバレ》 良さが分からなかった。評価高いなあ。のどかな田舎風景ののどかな時間に生きる老人が業突く張りだというギャップに可笑しさはあるものの、老人たちの爽やかな業突く張りぶりは人間臭さをこそ見せても嫌味はあまり感じられず、素っ裸でバイクに乗るじいさんという画に見合ったぶっ飛びを期待していた者としてはかなり期待はずれ。かといって村全体の一体感がヒューマンドラマとしての盛り上がりを見せつつある後半で、結束の唯一のハードルをあんなにも簡単に排除してしまうその極黒な顚末もどうかと。無いと思わせてあるからこそブラックさが際立つといったところなのかもしれないが、せめてあの異端者は異端者ではなく犯罪者ぐらいにしてほしいのだが、それだとブラックさが際立たないのか。