1.あまり目にする機会の少ない台湾映画。
純粋なラブストーリーではなく、主人公を取り巻く生活環境や時代背景などを織りまぜ、
当時の若者の等身大の姿を描くことが目的だったのかな?と思われるような作り。
セリフでの説明は極力カットしてあり、冒頭から登場人物の相関図がよくわからないのだが、
とりあえず観ていけば、何となくわかる。
ただひたすら淡々と流れるストーリー展開は、これはこれで構わないんだけど、
この作りならラブストーリーのほうはサブというか、あくまでワンエピソードに回して、
主人公の家族を中心にした描写をもっと観たかったな。実際そういうシーンも多いし。
そのラブストーリーだが、お話が動き出すのは一時間二十分を過ぎてから。
う~ん、やけにのんびりした映画だったな。