2.《ネタバレ》 外では上司に媚びへつらい、家ではふんぞり返る人間が小さい旦那。
落ち目の劣等感から、浦井家からの好意に嫌味を吐き捨てる姑。
こりゃあ野江も、おうち帰りたーいってなるわ。
前夫と野江の関係がどうだったか気になるが、この嫁ぎ先に明るい未来はない。
二人が会ったのは春の一度のみ。野江の思いは強くなっていくが、弥一郎はそんなこと知らずに正義のために決心する。
雪が解けて桜が咲いて、静かで希望のある感じの結末だが、どのような裁きが下されたんだろう?
百姓が困っていたのは事実で、正義は弥一郎にあるけど、諏訪の直接の被害者でもない弥一郎の、一方的な理屈での刃傷沙汰。
無罪放免は考えにくく、罪人として打ち首ではなく、名誉の切腹を許された。とかだろうか?
家紋を落とすだけで離婚が成立するような、そんな時代のお話。
…だけど結末を描かない事によって、今の人には今の人なりに希望ある結末を想像して下さい。という事かもしれない。
何人かの方が言ってるけど、結末の歌は良いとして、台詞部分は、削るとかどうにかした方が良かったんじゃ無いかなぁ。