《改行表示》9.最後の30分はなにやらそれらしいのですが、それまでがおそろしくつまらない。脚本家が完全に勘違いしているようです。その最後の方にしたって、そうたいしたことを言っているわけでもありませんし。 一応京都が舞台ですが、必然性はゼロ。京都はたしかにいい水が多いのですが、かといってこの内容なら京都以外でも成り立つでしょ。そもそも主要人物全員が京言葉はおろか、それらしい関西弁すら話さないというあたりに、製作側のいい加減さが見て取れます。風呂屋も最近よそから移住してきたのか? そんなにやる気がないのなら、最初から作らなければいいのに。 【アングロファイル】さん [CS・衛星(邦画)] 4点(2015-10-27 20:33:06) |
8.《ネタバレ》 生活感もなく、こういう商売でどうやって生活しているのだろうという疑問がわくし、浮世離れしており、日常を描いているようで、非日常的であり、この世の世界とは思えない。アチコチから京都に流れ着いたという設定のようなので、皆が東京言葉を話しているというのはいいとしても、地元の京都の人との交流が一切ないのは何故なのか?地元民からは敬遠されて小さなコミュニティーで慰めあっているのか?等々数々の疑問が沸く。楽観刹那主義がテーマのようだが、過酷な日常に疲れている人にとっては癒される事もあるだろうし、逆に腹が立つ事もあるのかと。 |
《改行表示》7.ゆったりした、セリフの少ない雰囲気は好きですが、みなさん言われているように深みがありません。 それぞれのエピソードが有機的につながっておらず、出てくる情景も人物もかなり現実離れしています。 まったりとした映画って、難しいなぁとあらためて実感。 【mhiro】さん [CS・衛星(邦画)] 4点(2015-10-14 06:58:53) |
6.引いた絵ばかりの長回しで非常に単調な映画ですね。狙いが伝わってこないのでもっと詰めてほしいです。 【アフロ】さん [DVD(邦画)] 4点(2012-05-10 17:24:23) |
5.《ネタバレ》 較べちゃいけないと思いつつも、小林聡美さんがかもめ食堂の時とは違って、なーんにも創りません。劇中、その理由を『手抜きがしたかった』とあり、それがそのままこの映画の印象に。。。雰囲気を壊すような演者はいませんでしたので、その点よかったんですがいかんせん内容がなさすぎます。もしなんの映画かわからずに観ちゃったら『金返せ』レベルですよ。これじゃ。 【ろにまさ】さん [CS・衛星(邦画)] 4点(2011-12-05 14:05:03) |
4.《ネタバレ》 うーん、残念。やっぱり、雑なんだ。ワタシは赤ちゃんの扱いが、ちょっと悲しくなるくらいマズかったと思います。赤ん坊をあんなふうにベンチに座らせてはいけません。落ちちゃいそうで、怖い、怖い。必ず、だっこして座らせるはず。赤ん坊と移動するなら、ベビーカーか、おんぶ。立たせたまんまで、食物(豆腐)をあげてはいけません。ちゃんと座らせて食べさせること。スタッフは、ペットの犬ころかネコでも預かっているつもりかぁ!でも、そんな中。小林聡美ですが、ぎこちなくポプラを抱いてるシーンでは、私生活でもこんな風に幸せになって欲しかったなあ、と少し胸が熱くなりました(だって、ファンだから)。 【なたね】さん [DVD(邦画)] 4点(2011-09-03 00:00:40) |
《改行表示》3.悲しいくらい何もない日常を描いた映画だ。 空気感とうのか、ふわふわした感じを楽しめる方ならまだしも、そうでないなら退屈この上ない。 「ポプラ(本作にでてくる赤ちゃん)にお母さんがいたという事実」に驚いたことと、『明日もあります』というオブジェが面白かったのでちょっとおまけします。 【あきぴー@武蔵国】さん [DVD(邦画)] 4点(2011-06-09 01:03:31) |
《改行表示》2.《ネタバレ》 何がやりたいのか良く判らない。水に係る仕事の人々が互いに交流するだけで、淡々と話が進むだけで、なにか起きる訳でもない。「かもめ食道」のスタッフを集めて、同じ様なものを作りたかったのだろうけど、そもそもの脚本が全然ダメだったんだろうね。日本の映画が間を大事にするのは良く判るのだけど、間が長過ぎる部分も沢山あるよね。脚本と演出はお世辞にも良いとは言えないけど、唯一の救いは小林聡美ともたいまさこ掛け合いかな。長いこと共演している経験もあるのだろうけど、ポプラをはさんでの二人のやり取りは面白かったですね。 【奥州亭三景】さん [映画館(邦画)] 4点(2010-11-19 03:12:01) |
1.《ネタバレ》 コーヒー店、ウィスキーだけの店、豆腐店、銭湯。この水に関連する4つの店を、ただ登場人物がお互い行き来するだけの映画。それだけ。あまりに何もなさ過ぎ。いや、あるにはあるのですが。水に誘われるように川の町に集った人々(三人の女店主が当初それぞれ面識はなく地元の人々との関係も薄い状態から見て、他所から最近やって来た事を匂わせます)が、そのひとときを共有し、またやがては別の時を生きてゆく、生生流転、と。その各人の居場所のモチーフとして沢山登場する椅子がキーになっています。だけど、固定もしくはゆっくりとした移動の長回しでその時を観客に共有させようって映画にしてはあまりに撮り方が雑。たとえば豆腐屋の店先が描かれるのは大抵朝なのですが、太陽の影がもうバラバラ。せめて店の表は朝は日なたなのか日陰なのかくらいは統一すべきなのに、それすらできていません。椅子を外に出してから豆腐を手に取るまでの間の、手を洗う描写を長回しゆえに映像に収めてなかったりしますし。風呂屋では飲み物をケースから出して冷蔵庫の手前に並べてしまっていますし。奥から入れなきゃぬるいの売っちゃいます。また、タイアップゆえでしょうが、具体的な商品が登場します。ウィスキーはまだしも、ラストの方で登場するビールはそれまで空想させていた数々の料理の味とは異なり、ハッキリと味が判るモノで空想もへったくれもなく、私自身がその銘柄をあまり好きでない事も手伝って(酸味が強すぎて。個人的には同じブランドでも無印の方ならばまだ良かったのですが)興ざめしてしまうのですね。このテのリアリティのない映画だからこそのデリカシーというものが必要だと思うのですが、そこが雑ゆえになんだか映画全体が繊細なフリをしながら随分と雑な生き方をしている人々の物語に思えてしまいました。 【あにやん🌈】さん [映画館(邦画)] 4点(2010-11-08 20:55:53) (良:1票) |