10.《ネタバレ》 前半は引き込まれました。
雪深い山奥での戦闘訓練の様子や、砂漠にある政府の施設からの脱出。
可憐な少女が凄く強くてカッコいい。
でも、見終わってみれば疑問だらけのストーリー。
何故スイッチを押して居場所を知らせる必要があるのか。
マリッサって、あの施設から一歩も出ない人なの?
わざわざ中に入り込む必要性がありません。
父親は何故、一般常識や文明社会についての知識を与えなかったのか?
電気やテレビにそこまで驚くって、こっちがビックリです。
なのに後半では、いつの間にかパソコンを使いこなしてました。
ファミリーとの旅が、何かハンナに影響を及ぼすのか?
年相応の青春ちょっと味わえたけど、他は特に無いようです。
だったら尺を取って描く必要があったのかどうか。
少女の出生の秘密はDNA検査の段階で予想がつきます。
マリッサが二人を抹殺しようとする理由が、本当に証拠隠滅のためでしか無かったので拍子抜け。
他に何かありそうな雰囲気だったのに。
突っ込みどころが多すぎるので、「心臓外しちゃった」で始めと終わりを締めて上手いこと言ったみたいにされても、何も響かないまま。
ただ、ハンナ役の少女がとても綺麗でずっと見ていられたのと、ケイト・ブランシェットの冷酷な演技は良かったです。