3.《ネタバレ》 本作に関しては何を伝えたかったのかよく理解できませんでした。酒がダメなの?嘘がダメなの?真っすぐ生きてないのがダメなの?ちょっと判り難いオープニングから、まさかのヤンキー機長&あり得ない飛行技術で無事?に墜落。「これファンタジーなの?」そう思ったとたんに暗く重たい流れに突入します。
墜落後の流れは比較的綺麗にまとめられていますが、前述の通り何を伝えたいのかよく判らないのでイマイチ話に引き込まれません。結局自滅してゆき、最後に何とか踏みとどまるだけの映画だったように感じてしまいました。(せっかくのヤンキー機長&凄腕&依存症&美女が上手く交わっていません)
ほとんど語る部分もなかったように感じますが、しいて挙げればニコール役のケリー・ ライリーが良かったです。目が覚めるような美女ではないのですが、なんだかリアルに生々しく、幸薄い感じの彼女がフレームインしてるだけでなんか映画的で素敵でした。個人的にはもう少し画面にとどまっていただきたかったところですが、この幸薄い感じのニコールも早々にフレームアウト。てか、彼女の存在理由もよく理解できませんでしたが。。(調べてみましたが、彼女、あんまり売れてないんですな・・)
監督の悪い面が全体的に出てしまったような映画でしたが、まあしかし、もしかしたらフォレストガンプやBTTFシリーズが単にまぐれアタリだっただけかもしれませんので、この感じがデフォなのかもしれません。(酷評した割には妙に心に残っている映画だったりしますが)