7.《ネタバレ》 斉藤一が「茶番だ」と言い放つ場面があったが、まさにそれ。
前作で中途半端だった部分がここにきてツケが回ってきた。
原作にない新政府絡みの話で時間を費やし、わざわざ東京で決着を付ける展開が分からない。
これだけで大幅なタイムロスに繋がり、宗次郎を初めとする十本刀の扱いといい、
善と悪の境界線、贖罪といったテーマに消化不良感が残った。
最後の戦いもやはり一本調子で飽きる。
頑張ってはいるけどただただ空回り。
酷い実写化の前例と比べれば残念な出来ではないにしろ、
日本だけでマーケットが完結しているようでは世界と勝負する実感が湧かないから、
誰が撮っても結果は同じだっただろう。