1.《ネタバレ》 メリンの気持ちもわからなくはないけど、正直にイグに打ち明けて2人で残された日々をすごしてたら、自分以外誰も死ななかったんじゃないかな~。
キミのついた大嘘のせいで、幼馴染は殺人者に、最愛のイグは殺人の汚名を着せられて家族崩壊、あげく復讐者となり死亡。その上あなたのパパも殺されちゃいましたよ‥。そもそもの始め、他人を誤解させるような嘘のせいで自分が殺されちゃったじゃないですか。やっぱり嘘はいけません。‥って映画なの?違うでしょ(笑)
角が生えてきてから、展開が面白くなりました。そのままのテンションで最後まで行ってくれたらよかったけど、途中で停滞してしまって、残念。脚本があまり凝っておらず、淡々と進んでいくせいかも?
あとね、真犯人を見つけるのが目的で、相手に罪を償わせたいなら、角を見て告白する人間たちをちゃんとビデオに撮ったり証拠をおさえておくべき。そこら辺の主役のやり方が甘すぎるのが気になった。だから何度も殺されかけちゃうんだよ、と。まあ最後にはイグも死なないと、ラブ・ストーリーが完結しないわけで、その為の甘さとユルさなのかもしれないですが。ラブ・ストーリーかつミステリー・サスペンスなのかと思ったけど、犯人探しのミステリーとしてはいまいちです。なにしろ舞台がみんな顔見知りの田舎で、登場人物が少ないから、すぐ見当が付いちゃう。ダーク・ファンタジーという分類が一番ピッタリかもしれませんが、なんで角なの?天使なの?悪魔なの?悪魔の前段階なので角なの?十字架一個で天使なの?と、宗教に無知なワタシでさえ都合がよすぎるように感じてモヤモヤしました。イグはそんなに信心深くも見えないし。結局、愛の力ってヤツ?なんだかなー。見せ方は悪くないけど、どーにも軽くて納得がまったくいかないお話でした。小説じゃなくてラノベみたい。