3.《ネタバレ》 楽しみにしてたのに途中で出たくなったのはなぜ?
観終わった後のモヤモヤが中々消えませんでした。
良かった点は細部の作り込み。
・1号と2号の違い(マスクの色・眼の色、ベルトの色、腕のライン等)
・一文字の変身ポーズ(一旦、上半身を逆に振ってから腕を伸ばすところ)
・クモ男との戦闘シーンのロケ地(例のダム)
・変身後のサイクロンがCB650Rで自分の愛車と同じ
・漫画の原作に近いエンディング(本郷が脳だけになって一文字とテレパシーで会話するところ)
どうにも受け入れ難かった点はヒロインのルリ子さん。
父親の死にはえらくドライなのでロジカル&クールな路線で行くのかと思いきや、
急に乙女やら妹やらを出し始めるし、
風呂に入れず着替えもできない!とキレる場面の演技は長澤まさみのモノマネ風だし。
生体コンピュータなら、もっとそれっぽく頭の良さそうな女優をキャスティングして欲しかったな。
ルリ子さんの悪口ばかりになってしまったけど、鑑賞後の印象として仮面ライダーより、
ルリ子さんの心地悪さばかり残ってるから仕方ないか。
なんでこんなことになったのかなと、よくよく考えて、はたと思いついたのが、監督=庵野→エヴァ。
ルリ子さんって綾波レイなんじゃ!?と思い当たって肚落ちしました。
で、綾波はTV放映で時間をかけて徐々に心を開かせてキャラ変させてたけど、
ルリ子さんを一本の映画の中でキャラ変させるには無理があった。
映画の中での人間関係は、ほぼ本郷猛とルリ子さんとの絡みに終始してるので、
ルリ子さんのキャラブレのせいで物語として追うのが辛かったんだと自己分析までして少しスッキリしました。