1.《ネタバレ》 前作から4年後、正式にシスターになったアイリーンに再びバチカンから要請が。彼女はまたヴァラクと向き合うことになる。 舞台はフランスの女子寄宿学校でゴシックな雰囲気は十分に感じたものの、最恐ヴァラクさんのやることなすことピンとこなかったですね。事あるごとに背後に浮かび上がったりデカい「バァーン!」という効果音とともに眼の前に出てビビらせるばかりで死霊館らしい狡猾な悪魔っぷりが無かったです。神父を空中に浮かべ焼き殺したり女性の首を捻じ折ったり豪快なコトもしてましたが、基本が出来ないのに大技に走るショッパいプロレスラーのようでした。 このシリーズは心理的にネチネチ攻めてくる恐怖を丁寧に巧みに描いてきてましたが(まあ派手なコトもままありましたが)今回は話も含めてだいぶ大雑把な感じ。タイッサ・ファーミガ演じるアイリーンと全ての元凶ヴァラクはキャラも立ってたし、既に憑依されてるモリースや仲の良い母娘といじめっ子など面白く出来そうな要素はあるのに全部薄い描写だけで中途半端なまま進んでいって終わってしまったな、と。もうちょっと創意工夫して見せてもらいたかったですね。リターンマッチで楽しみでしたが残念。