3.タイトル通り、パリに住む画家志望のアメリカ青年を主人公にしたミュージカル。
何で画家志望がいきなり踊り出すのかよくわからんのだが、
ジーン・ケリーは相変わらず流れるようなステップを踏み、タップもふんだんに見せてくれる。
確かにうまいことはうまいんだけど、バレエの動きを基にしているのか、
みな同じようなダンスに見えて飽きてくるのが難点。おそらく単調な楽曲ばかりで、
中心になるような名曲がないのも影響しているのではないかと思う。
ストーリーはアクのない青春ロマンス映画といった感じで、あまり面白味は感じない。
映像はきれい。演出も古い映画だがそれほど悪くはなく、
総体的には可もなく不可もなくと言ったミュージカル映画だった。