6.ギャングものの主役たちは、確かに悪人なのだけれど、
一定の美学のようなものを持っていて、それが魅力にもなるのだけれど、
この映画に出てくるキャラクターにはそうしたものをあまり感じない。
ほとんどのキャラクターが短絡的に見えて、
なかなかにストレスが溜まった。
実話がベースらしいので、こういうのが”リアル”なのかもしれないが、
2時間半見続けるのはしんどい。
マーティン・スコセッシ×ロバート・デ・ニーロということで、期待していたのだけれど・・・
デ・ニーロには良くも悪くももっと”振り切れた”役が似合う。