3.《ネタバレ》 この映画、宣伝は「レオンの感動再び」的な感じでしたが、全然レオンって感じではありませんでした。まだダコタちゃんはマチルダ役には幼すぎますね。
序盤から中盤にかけての、人間不信のクリーシーがピタに心を開いていく過程は良かったし、水泳特訓は迫力があって良かったです。その後の、ピタが死んだ(と思い込んだ)後の復讐劇はランボーみたいで、かなり盛り上がりました。ただ、あんなにクリーシーがピタの死に、激しい怒りを示すならば、もう少しピタとの交流の場面を長くするべきだと思いました。
と、ここまでのできは8点かな~と思っていましたが、ピタが生きていたという展開で、もう全てがダメになりました。私は基本的に子供が殺される映画はあまり好きではありませんが、それ以上にストーリーが破綻した映画のほうが嫌いです。ピタが生きているとなると、ストーリーは矛盾だらけになってしまいます。正直、ヌイグルミの名前・・・~の下りは、犯人が盗聴か何らかの方法で知っていて、実はピタは本当に死んでいたことにしてくれ~、と思っていました。そう思ったくらいピタの生還は残念でした。
それと最後にもうひとつ、クリーシーの過去に何か事件があったみたいだったけど、あれってナンだったんでしょうか?ミリオンダラーベイビーとかでも同じような感じだったけど、ハリウッドの監督の間ではああいうのが流行ってるんですかねぇ?