金星人地球を征服のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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金星人地球を征服

[キンセイジンチキュウヲセイフク]
It Conquered the World
1956年上映時間:71分
平均点:4.75 / 10(Review 4人) (点数分布表示)
ドラマホラーサスペンスSFモノクロ映画
新規登録(2004-11-04)【カニ】さん
タイトル情報更新(2014-05-03)【かっぱ堰】さん
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監督ロジャー・コーマン
キャストピーター・グレイヴス〔米男優〕(男優)ポール・ネルソン博士
リー・ヴァン・クリーフ(男優)トム・アンダーソン博士
サリー・フレイザー(女優)ジョーン・ネルソン
チャールズ・B・グリフィス(男優)ピート・シェルトン博士
ディック・ミラー(男優)ニール
ジョナサン・ヘイズ(男優)オーティス
脚本チャールズ・B・グリフィス(ノンクレジット)
製作ロジャー・コーマン
製作総指揮ジェームズ・H・ニコルソン
特撮ポール・ブレイズデル(特殊効果)
スーツアクターポール・ブレイズデルモンスター(ノンクレジット)
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1.《ネタバレ》 
一つ前のレビューに微妙に心打たれてしまったので、おれもこういう見方ができないだろうか、と思って見直してみたが、初回の印象と同じだった。やはり自分は自分と思うしかない。
それで中身については、要は金星ガニの映画なわけだが、見てまず驚いたのは真面目な映画だったということである。劇中人物が夫婦愛について真剣に語るのは感心してしまったが、しかし主役と軍隊以外が全員死亡というのは何とも殺伐として救いがない。わが国では宇宙人が倒されると、操られていた人々が一斉に元に戻ってよかったね、というのが普通なのに、この映画では洗脳された人間はもう殺すしかないらしく、これには昭和特撮の優しさをあらためて感じた…というか日本の特撮は子ども向けだからだろうが。
ところで、この映画では洗脳で人間の感情を失わせることを問題視していたが、本当に問題なのは教育や宣伝で人間の感情を一方向に誘導することの方だろう。そもそも民主主義にとっては、感情というより自立した理性と意志の方が重要ではないのか(建前だが)。そういうことを考えているようにも見えず、何か平気で教宣活動をやっているようなのは天然なのか特に理由があるのかわからないが、とにかく力んだような外見の割には少しずれた感じのする映画だった。
しかし、そういう変な社会性とは無関係に、羽目を外さない程度の笑いが映画の印象を和らげており、特に洗脳されたはずの将軍が脱力系のジョークを言っていたのは笑った。これのどこが感情を失った人間なのか。また牛はダメだがニワトリは黙認というのもわけがわからず失笑してしまう。そのほか、最初のロケット打上げの映像が大昔の映画にしては斬新で、これは率直にほめていいと思う。
かっぱ堰さん [DVD(字幕)] 4点(2012-10-15 19:09:40)(良:1票)
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【点数情報】

Review人数 4人
平均点数 4.75点
000.00%
100.00%
200.00%
3125.00%
4125.00%
5125.00%
600.00%
7125.00%
800.00%
900.00%
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