2.老人時間でひたすら進行する。
とにかく展開が遅い。
そして、とにかく画面が暗い。
既に、この時点で不満が募るが、結末も大して面白くなかったから、踏んだり蹴ったり。
音楽が不気味で印象的ではあるが、話の内容がちっともスリリングでないので、マッチしていない。
とにかく、老人製作による、老人が演じた映画で、熟練というより終末的な香りが漂う。
なんだか、登場人物が皆、ネガティブ。
このネガティブさに、何を見出したら良いのか戸惑った。
ケチをつければキリがない内容なので、良かった点を最後に・・・
失踪というテーマについては、考えさせられるものがあった。
日本国内で、どれだけの人が失踪しているんだろう?
失踪された場合、その家族の心境はいかに?
社会派的な側面も持つ作品なので、その辺は興味深かった。