1.《ネタバレ》 完全な子供向け映画にあえて苦言を呈するのも大人げないとは思うが、やはり、プーさんを題材とする映画を作るのであれば、プーさんの世界観を最低限守って欲しかった。プーさんの世界観とは、1.に蜂蜜、2に蜂蜜、34がなくて、5に何もしないこと、なのだから。その基本理念を無視して、ティガーやラビットが「おれたちは仲間だ!」、「よくやった!おまえは勇敢だ!」と叫び、友情や勇気の心の重要性を声高に主張するるくだりに、私は言いようのない違和感を感じてしまうのだ。極端な例えで言い換えると、ルパン三世が真面目な顔をして環境保護の必要性を叫ぶ映画、を想像してもらえればおわかり頂けるだろうか。