1.冴えないバス運転手と誰もが知っている有名女優との恋、といえば恋愛ものの王道パターンのはずなんですが、何とも中身がなく、面白みのない内容になってしまっています。例えば、男が脚本をどうのこうの言ってくるのが1つのキー・ポイントになっているのだから、それに即した業界関係の描写があったりするのかと思ったら、何もない。男は映画好きという設定なのですが、会話の中にそれっぽいネタはいろいろあるものの、恋愛の発展とは何も関係ない。それこそ、この男ならずとも脚本に文句をつけたくなる作品です。男がそのまんま東に似ているのも気になりました。