4.正直、もうマンガですわ。w
前作以上に無茶苦茶な話を力技で捩じ伏せようとしてますが、さすがに今回は……。
1作め同様ちょいシリアスな『Taxi』にプラス、今回はロジャー・ムーア時代の007シリーズのテイストが入った感じ。車の下に仕掛けられた爆弾を、ジャンプして捻りを加えながらクレーンで取る……。いや、もうアホらしくて。ここまで行くと笑いにしかならないって。w
そして、今作辺りからチラホラとベッソンのダメな部分が出てきてる。
なんじゃ、あの悪役のデタラメ剣道は?! ナメてんのか? しかもそれが話の中に全く絡まない。ハッタリにもならないタダのお遊び。東洋アクション好きはかまわんが、出来ないんだったらやるんじゃない。
フランクのアクションも、今回は大掛かりなモノが多く、編集で誤魔化し切れないでドタバタしている。何でもカンでもエスカレートさせりゃイイってモンでも無いのよ。いや、フランク役のステイサムは頑張っているとは思うけど。
そして、如何にもベッソン好みのキレイでも可愛くもない女優(いや、失礼とは思いますが……)。ミラ・ジョヴォヴィッチの超絶劣化版みたいな……。
ま、とにかく。シリーズとしてのお約束はしっかり有るので、その辺は安心して観ていられるのが救いかな。