1.《ネタバレ》 自ら立ち上げたローリング・ストーンズから追われた直後、自宅プールで謎の死を遂げた伝説のミュージシャン、ブライアン・ジョーンズの死の真相に迫る実録映画。観てみれば「ストーンズから消えた男」と言うより、「ブライアン・ジョーンズを殺した男」って感じの内容になってました。原題の“Stoned”は、今風に訳せば「ラリる」って感じでしょうか。カリスマ性のある魅力的アーティストであると同時に、精神的にまるで未成熟のジャンキーでもあるジョーンズに振り回され、彼のお目付け役を仰せつかった建築家も徐々にラリっていく。これは、たぶん愛憎半ばでの「犯行」だったのでしょう。映画としては、ジョーンズの伝記部分と「犯人」の内面描写が共に中途半端になってしまい、少し残念な仕上がりでした、4点献上。