1.《ネタバレ》 なんという壮絶で波乱万丈な人生・・・。西部劇のつもりで観ましたが、完全にじいちゃんの伝記ものでした。インディアンと白人の確執であったりカスター将軍の第七騎兵隊も描かれてはいますが、あくまで回想の中の一要素であり、メインではないですね。ビル・ヒコックとバッファロー・ビルのくだりはおまけ要素?また、全体を通してテンポとシーンの移り変わりがかなり早く、飽きはしませんでした。
内容的には、あっさりホイホイと変わり身を披露し周りを置き去りにする主人公、謎の逆さに喋る男、草むらでの唐突な出産シーン、酔ってる?とさえ思えるカスター将軍の行動など、何じゃこりゃ!?って感じの滅茶苦茶なシーンが多かった印象。というか、色んな要素入れ込みすぎな気が。
ただしかし、これがじいちゃんの思い出話である以上、「人生なんてそんなもん」とか「全てが壮大なホラ話です」と言われてしまうと、なるほどその通りとなってしまうんですよね。それがこの映画の上手いところでもあり、ズルいところでもあると思います。