1.《ネタバレ》 主役のファン・ビジェガス氏は名前と役の名が同じなんですね。彼以外にもほとんどの出演者が演技の経験がない一般人の中から起用された方たちだそうです。役者の演技力がどうこうよりも作品中にどことなく漂うほのぼの感がいいんじゃないでしょうか。BGMも素朴でいいと思います。ただ、期待していたがストーリーはもひとつ……残念ながら私好みではなかったです。見終わって「こんなもんか~」とすぐに録画を消してしまったが、鑑賞後しばらくして交尾シーンを目の当たりにして喜びの笑顔あふれるおじさんの場面とか振り返るとちょっぴりじわじわくるかも。もしかしたらあの笑顔の中に "人生って悪いことばかりじゃないよ"とか"あんまりガツガツしなくても、訪れるべきときに幸せがひょっこり訪れたりするかもよ?" みたいな、いろいろなメッセージがこめられていたのかもしれないですね。あの50過ぎの主人公のおじさんはこれからも地道に頑張ってほしいです。(映画の中で) アルゼンチンとかこういうマイナーな国の映画、もっともっと見たくなりました。舞台のパダゴニアの景色・画はよかったので+1点で。