4.ストーリーはサスペンス調で、ある殺人事件に巻き込まれた音楽家が
その謎と真犯人を突き止めていくというもの。純粋なホラーではなく、
ミステリー映画にスリラーとスプラッターの要素を加えたような作品に仕上がっている。
この手の作品には珍しくお話がまとまっていて、鑑賞者の注意力が試されるようなトリックや、
恐怖心を煽る効果や演出などの工夫が随所に見受けられた。ただ古い映画なので映像が暗く、
出演者も地味なので、全体的にどうしてもあか抜けない印象を持ってしまう。
残酷なシーンの連続には、生理的に受けつけない人もかなりいるかと。
内容はまったく違うが、映画の雰囲気は「13日の金曜日」の「PART1」のような感じ。
普通のホラー映画並には十分楽しめる作品。