1.《ネタバレ》 自ら監督・脚本・製作も兼ねているからしょうがないかもしれませんが、主演のレイン・ニシカワという人の演技がどうもいけません。見た目が40代のふつうのおっさんなのでいくら軍曹とは言っても他の兵士に比べてあまりに違和感があり過ぎでした。こんなに演技が下手なら主役は他の俳優にしたらもっと観られる作品になったと思いますよ。パット・モリタ(本作が遺作)、タムリン・トミタと日系人俳優がけっこう出演していますけど、ジェイソン・スコット・リーまでが日系人役で最初はちょっとびっくりでした。ところが観終わってみれば彼がいちばん印象的な良い演技だったのは皮肉なもんです。有名な「テキサス大隊の救出」をテーマにしているのですが、バジェットの関係かあまり戦闘シーンは盛り上がりませんでした。しかし211名を救出するために800名以上の日系人兵士が死傷するとは何とも言葉もありません。 そう言えばこの442連隊戦闘団の物語を渡辺謙が監督で映画化すると言う話があるそうじゃありませんか、期待しましょう。