1.《ネタバレ》 まさにエクソシズムというタイトルがそのままという感じのオカルトホラー。
重みはないけど、家族の苦悩は描かれる。
望まないホームスクールを強いられる少女のメンタル的なものが描かれるドラマはあまり面白くないです。
母親がいけないんだと思います。
あと、この神父は好きじゃないです。
エクソシスト系は神父が大事だと思います。
ま、現代の神父はこんな感じなんですか。
悪魔に取りつかれた少女は白目をむき、絶叫はすんごい迫力ありますが、CGの助けを大いに借りた恐怖演出はあまり心に来ません。
椅子にはトーチャー系のサディズムしかありません。
ビデオの収集も盗撮映像の収集みたいに変態さが滲み出ちゃってるんで、なんか変だなぁって思ったんです。
エクソシストのスパイダーウォークや首の回転のアンチクライストぶりを考えると、
この映画のアンチクライストさなんて可愛いもんです。
こんなの思春期の闇ですよ。鏡の場面を見ると結局この映画の悪魔って彼女自身の心の闇でしかなかった。
可愛くないのはゴキ虫の演出だけです。
恐怖表現は比較的にライトなんですが、それよりも実際に起こっていることがダウナーで、
悪魔から救われても全然救われない話でした。
オカルト映画ですがソウなど最近のサスペンスからの影響も仄かに感じさせます。