1.《ネタバレ》 最初の1時間くらいは非常に面白いのですが、クライマックスに向けてどんどんつまらなくなるという残念な作品。B級ならではの演出、特撮のしょぼさは嫌いではないんですけど、海底でミニ潜水艇が岩から脱出しようとするシーンはさすがにひどいもんです。『ノーチラスにもこの潜水艇にもできないことはないわ。』という台詞が空しく海底に響きます。
B級だと割り切った作品にしてくれたら良かったんだと思うんです。
なんか無理やり壮大な話にしようとするからダメなんですよ。
テロ組織と、プロメテウススタッフと、ノーチラスチームだけで良かったんです。なのに、CIAだの米海軍だのまで登場。
でも目的は『プロメテウス計画を続行する。』『中止する』の二つしかないわけです。必ず利害が一致するグループが出てくるはずです。なのに、何故かみんな敵同士みたいな感じで戦いあうんです。アクションって、必然性が感じられないと白けちゃうもんなんですね。それがよくわかりました。
それに、裏切る必要がないのに裏切ったりするのはサプライズでもなんでもないですよ。CIAの人撃っちゃったときは唖然茫然。後半はもうなんだこりゃって感じで、ラストはこれ以上ないってくらいあっさり幕をひいて終わっちゃいました。