1.《ネタバレ》 「そういや出崎版のガンバをキチンと観てない!こら遺憾な!」と思い、今作を観る前にテレビシリーズを予習して本作に臨んだのですが、これが完全に裏目に。
冒険譚をある圧縮してスッキリまとめた手練は悪くないと思ったんですが…「みんな!しっぽを立てろィ!」無い!イカサマが可愛くない!ハラペコって誰だ?恋愛要素とか要らねぇ!等々、フラストレーションは溜まる一方。とくにボーボが死亡フラグをビンビン立たせて、挙句イカサマに看取られてしんみりと死ぬシーンは、安っぽいし、下品。
ノロイのラストがテレビシリーズに迫る秀逸さだけに、惜しい。
蛇足ですが、そういや奇しくもこのレビューを書いている7月31日の誕生花が「ソテツ」です。本作では、花言葉は「ありがとう・愛してる」との事ですが、本当は「雄々しい」だそうです。うーん。時流に合わせたかのような「愛してる」ではなく、「雄々しい」ガンバたちの冒険が、ホント観たかった。