1.《ネタバレ》 スターウォーズが大嫌いです。変な外見の宇宙人が出てきた時点でアレルギー炸裂。
馬鹿馬鹿しくて、バカの壁になります。
その指向のせいではないと思うのですが、どうもこの映画は面白くないんですよね。
全ての設定が気に入らない・・。そもそも言葉であんなに苦労するかなあ。
相当な科学力を持った宇宙人が、地球の言葉を勉強する前に、地上へやって来るかなあ?
しかも時間を超越した未来人でしょ? それでコミュニケーションがおぼつかないなんて
はあ? て思いませんか?
で、時間を超越しても結果として未来も過去も変えられないから、これから生まれてくる
子供も若死にする運命なのも変りませんから、まあ頑張ってね?
で、ヒロインはそれでもその人生を歩みますか? て何をさせようとしてる?
3000年後の地球人を当てにしてる? 時間の概念が無いのに、なんで今来たの?
地球人側の行動も愚の骨頂、意味不明な言葉の中に「武器」のキーワードで一気に硬化し
核攻撃の準備とか馬鹿丸出しだし、一方でウン万人だかの歩兵団とか・・空中の巨大な
敵に歩兵が何をするのか・・(ーー;) 向こうは重力を完全に制御可能な科学力だよ、無理無理。
大体、月でさえ行ったかどうか怪しい地球人じゃ、現れた宇宙人相手に歯が立つわけがない。
と思ったら、ネジの外れた兵隊のしかけたC4爆薬で、なんとあっさり宇宙人が死にかけてる?
と、突然レベル低下して、それまでの無敵感を喪失してみたり。
で、宇宙へ去る段では、煙になって消えていく・・ 説明不能な程の科学力持ってるじゃない。
どっちなんだよ・・
原作がダメなのかなあ? ていうか進化した地球外生命体がやってくるという題材は本来は
非常に扱いが難しくてリスクが高いのだが、底の浅い挑戦者が後を絶たないですねえ。
まだ、2001年とかコンタクトの方が心安らかに見れる。
この映画は、見終わった時に怒りさえ覚えた。 てかもしやSF映画ではなかった?
またしてもSFの皮かぶった御伽噺に引っかかったのかなあ・・
※ 公開終了前に、もう一度見て来ました。
今回は原作も読んだし、今度は映像より字幕に集中して・・
なるほどと理解が深まった反面、原作に無い娯楽映画要素が邪魔になりました。
ホント別な違和感が出てきました。この物語には、アカデミー賞を獲得したこの音響効果こそが
不要でした。原作読んだら異星人文字のお勉強と娘の成長の件ばかりで、とても静かな展開。
あの原作に、ボワボワ、グゴゴゴ、ブオンブオンの圧迫音響は出る余地がない。
静かなピアノか弦楽のクラシックが相応しい物語。それを無理に軍隊が変な緊張してあの音で
尚且つ、馬鹿な民衆のあり得ない暴動シーン入れて、いかにも何か起きますよの演出しておいて、
なにも起きずに去って行きましたとするから、見終わって「はあ?」の人が多くなった。
この映画の間違いは、唯一アカデミー賞取れた音響効果ですよ。
ちなみにこの監督の前作、ボーダーラインでも同様の音響が使われていますが、そちらはドハマリです。
吊るされた死体に遭遇しつつ、麻薬組織がうごめく暗黒都市へ入る心境にはピッタリ。
警察の捜査活動なのか、只の殺し合いなのか精神的に混乱するヒロインの心境にも合う。
しかし、この映画ではやり過ぎで、非常に不似合いと言わざるを得ない。 よって点数はこのままとします。