1.《ネタバレ》 そーいえば、実は『ソウ8』って観忘れてたわァ…(ぶっちゃけあんまし観る気にならんな…)
でもそもそもこのシリーズ、少なくとも3~6+ファイナル辺りってあんまし内容的に変わり映えがしなくて(それは肝心なグロ描写に関しても同傾向だと思えており)、正直根本的にさほど好みではないって感じなのですよね(ほぼ全部やん)。そしてその観点からすると、今作でも相変わらず観たコト無くもないよーな(いつもの)拷問描写+率直に大したアイデアも無い犯人vs犠牲者の対決ギミック(どだい今作ではギミックと言えるのはラストぐらいなモンだし)といったトコロは、前述のこのシリーズの「悪い」流れからは残念なコトに脱却し切れていない、ともまずもって感じるのです。加えて、真犯人の「悪」としての魅力の(ジグソウと比べての)低レベルさ、という点が、ココは確実にやはり旧作(1・2ら辺)には到底比肩し得ない、という感じであるのが激イタですね。結論、あまり上等とは言えない感じの二番煎じ風、と言っても過言ではないかと。ただ二点、流石に映像の出来は(ある面で)確実に向上しててその辺のキレ自体はごく良好、あと今風とゆーか(それにしても)トンデモなく映画のテンポ自体は好いので(=好過ぎてあまり恐怖パートにネットリ感が無いとゆーのは痛し痒しではあるケドも)、単純にホラーとしてはワリと観易くて快適、つーのはある種適切な進歩だとも思えましたケドね。
(※以下、重大なネタバレ込みの蛇足)20代かと思った真犯人が実は演者は30半ば、に始まり、30代だと思った女署長は演者的には40後半、主人公も30代に見えたケド同様に50半ば、そしてサミュエル・L・ジャクソンだってこれももう70過ぎで還暦辺りくらいの役をやっていて、そこら辺が正直なんか驚愕だったのですね(ホントに蛇足ですね)。