2.《ネタバレ》 80年代に山のように作られては忘れ去られていったB級ホラーのなかでも、なぜにかシリーズ化されているというちょっとだけVIP待遇な作品…といっても内容は繋がってませんしどーしよーもないものばかりなんですが。
まあ、アタクシもこいつと2と5しか見てない(と思ったら、5はバッタもん続編だった…)のですべてのストーリーを把握してるわけではないんですけどね。
ということで、そのなぜか4作まで作られているうちの記念すべき1作目。
子供のころ鬼ごっこの最中あやまって友人を死なせてしまった4人の少年少女が、6年後のプロムで何者かに次々と殺されていくっつーのが大まかな話ですが、なんでそこまでその子を追い詰めんの~?と疑問に思っちゃったり、途中、(その子を殺した)容疑者に疑われる見るからに怪しい奴も出てきたりと、何気なく伏線が張ってあったりしますが、冒頭のシーンですでに(その子を)殺したのが誰かが判ってるため、全く意味をなしてません。
そして、最初(厳密には2人目ですが)の犠牲者が出て物語が動くのが映画開始から優に1時間経過した後。
まあここまでたどり着くのが長いこと長いこと。おまけに抑揚なく進むもんだからかったるいことかったるいこと。
やっと犠牲者が出たと思えば、この手の映画に付き物な殺人シーンはサラッと流される程度。
そういうものが主な売りのひとつであるこの手の映画でこの仕打ちはなかなかにイタイですよ。
まあ、犯人も意外な人物と云えば意外な人物ですが、普通中盤まで見てればこいつしかいねんじゃね?と気づくと思いますし、ちょっと弱すぎ(苦笑)
でも、後半30分で5人も葬り去っているあたりはなかなか頑張ってるんじゃないかと。
一応、主演は元祖絶叫クイーンことジェイミー・リー・カーティスですから、ネタとしてなら楽しめるかもしれませんね。