3.香港映画風脚本(つまり荒唐無稽なマンガ的ストーリー展開)を韓国映画風演出(つまり大袈裟に情感を煽り過ぎて観客を引かせてしまう)で仕上げたタイ製映画(「RAIN」って邦題は、主人公が殺し屋で、単に「レオン」と語呂が似てるって以上の意味は無いと思う)。香港・韓国共、アジア映画の中では勢いがありますけど、それぞれの味わいには相当な開きがある。例えば、それらをタイの風土なり感覚なりで上手に包み込んであれば「融合」も可能でしょうけど、無理矢理合わせただけではチグハグな物しか生まれない。本作は、正にそんな食べ合わせの悪い作品です、4点献上。