1.作品は2点、高橋マリ子ファンとして2点。計4点。
いい作品を作ろうとした結果、所謂「センスのいい」映画が取れるのがいい映画である。
一方で本作のようにセンスのいい映画を目標として作品を作ると駄作になる。
作品の核からセンスがにじみ出ているのではなく、核に必死にセンスのいいものを貼り付けている感じ。
原作・脚本を監督が台無しにしている。例えばカメラワーク。「変態は美しい」という流れのある映画界をそのまま踏襲していたりだとか、レトロでチープな映像とか、一言で言うと「センスに必死」である。
同じものを別の監督・キャストでやっていれば十分名作になり得たものであるだけに残念。
高橋マリ子はまあまあよかったです。
こんな映画に出なければもうそれなりの女優として名をうっていたかもしれないだけに残念。