1.《ネタバレ》 冒頭の検問所での露骨な人物紹介と釣りのシーンの手抜き加減からして、それ以降は全く期待せずに観てましたが、全体的なストーリーは把握できたものの、単調な会話の連続に早々とノックアウトされてしまい、全体の半分以上は惰性での鑑賞になってしまったと思います。
良かったのは、終盤で引き出しの中から銃を撃つのが斬新で驚かされた所くらいで、時折出てくる音楽にも印象深い旋律は皆無でしたし、こちらも時折(ていうか、回数多すぎ)出てくるマッチの火に照らされる表情にも美しさは見出せず、また、死んだ蜂に刺されたというネタも4回くらい出てきた割には何かしらのメタファーが隠されているわけでもなく、ただ単調さに拍車をかけるのみで終わってしまっているように感じました。
渋くて格好良い雰囲気を感じられるか否かで評価が大きく分かれる作品なのでしょうか。自分はそういう所は感じられませんでした。