2.《ネタバレ》 この映画、公開時に当時の彼女と一緒に劇場で見ましたね。
彼女は宇宙戦艦ヤマトのファンでもあり、そこからのアニメファン。
この時期の女子にしては「至極まっとうな」嗜好でしたでしょう。
対して私はSFと言えばシービュー号からスタートレックの本放送を見、ウルトラマン前夜祭を生で見ていた、筋金入りオタクでしたねぇ。
白黒009はしっかり見てた世代です。
ま、古代守はいるわ、スターシャはいるは、自爆するは、生き返るわ で、「サイボーグ009である意味」は全くない
てのが当時の私の感想
「まあこんな映画だったけどまあ面白かったねぇ なんか食べに行こうか?」といい人ぶったカレシだったのですけどね
「009って、古代のパチモン」と彼女が言うまではね
ちょっとしたことでけんかになり、数か月口きいてもらえませんでしたね
で、先日BSで放映しており録画して拝見
全体的な印象は昔と変わりませんが、1980年と言う日本映画界の「時空のゆらぎ」に煽られた映画ですよね
こんなのが009シリーズと言われたら、、、と思いますがラストシーンは石ノ森さんが色々考えてきたネタを混ぜた作品なので、
「もしかしたらあれが本当の原作者の考えたラスト?」と思う事も、不正解では無いと思うようになりましたね。
映画「2001年宇宙の旅」と同じく「初めてこの009ってのを見た」人は幸せですよ
1980年のアニメ界映画界の再現など、何の意味もありませんから 充分に楽しんでください