1.《ネタバレ》 中からこちらでは宇宙人が現れるのですが、
よくあるヌメッとしたデザインではなくロボットのような感じでして、
その後殺して捕獲したところ外はダースベーダーのような作りで、
中は干からびた本体が出てきました・・
冒頭からSF映画ではもう昔からのお約束のセリフが流れます。
これは他と違いうまかったです。
この物語のエピローグを語りながら主人公である博士に変わります。
博士もレコーダーに向かい語るのです。
レコーダーに録音された宇宙人のメッセージが後になってわかるのですが、
車を走らせるこれまたお約束の主役夫婦の車上を行き過ぎるUFO、
車すれすれに通り過ぎるさまは「未知との遭遇」
もちろんこちらのほうが元祖なのに怖くないので笑う・・
ふたつめによかったのが誘拐された博士の義父が脳に細工され、
地球人の行動が読まれてしまうところは斬新。
私が最近見たホラー映画のあるヒントに気づき、
お話にでもしようと思っていた脳のスクリーン。
いやぁ・・脳が停止するまでの5分の映像を映画の脚本にできないかと・・
昔のアイデアはすごいなぁと感心。
よかったのはこのふたつだけなのです。
予告でわりと時間をさいてもろ(見せ場)のように建物に突撃するUFOたち、
お約束で世界各地にいるはずのUFOですが逃げ惑う群集はあらゆる言葉ですが、
アメリカ国内しかもある地域しか映りません。
電磁波のようなビームを人類は残された時間で発明し、
攻撃するUFOを落とすのでした。
あら、ユラユラ~ヨロッ・・グワシーン!
と、次々に建物に突撃墜落するさまはレイハリーハウゼンの手作りならでは!
しかし・・脚本がチャチで突っ込みどころ笑いどころ満載。
展開が都合よく速すぎて最後はリゾート地で海水浴はポカーン。
この美しい星はわれわれのものだ!・・みたいなセリフ(最初の声)が流れます(汗)
たいていのSF古典はセリフで始まりセリフで終わるお約束は、
聖書ものの映画と同じですので神がかりだと言いたいのでしょう。
その点SWはセリフでは始まりますがあくまでも読ませるもので、そこがSWのお約束でいいです。
そしてやはり古典の王道を外していなかった「宇宙戦争」の勇気には拍手はあげたい。